取引先の葬儀に参列後、お供えものはどうすればいいですか。 (20代男性)

取引先の葬儀に参列した後、お供えものを送るよう上司から指示された。いったい何が良いのだろうか。

 

お供えものは、ケースバイケース。相手との関係や予算に応じて、適したものを考えましょう。 

1.お供えものについて

お供えものと一括りにいっても、「葬儀に持参する」「後日送る」「ご先祖様にお供えする」などさまざまな状況によって適したものが異なってきます。ここでは後日に送る場合を見ていきましょう。

※葬儀に間に合うよう手配されたい場合は、コチラの記事をご覧ください。

ほとんどの場合、お供えものは、①お花 ②食べもの ③お線香・ロウソクなどに分けられます。

①お花
花は、白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青くらいまでとされています。ですが、故人が好きだった花を送るときは、白や青でなくても良いでしょう。

②食べもの
おまんじゅうなどのお菓子や果物が一般的ですが、土地によっては五穀や野菜を送られる方もいらっしゃいます。また、故人が好きだったものやみんなで分けられるものを選ばれることもあります。

③お線香・ロウソクなど
お線香はあの世とこの世の道しるべになると言われています。故人が迷われないようにという願いを込め、送る方が多いです。

 

2. メリット・デメリット

それでは、それぞれのメリット・デメリットから、どんなものが適しているのか見てみましょう。

お供えもの メリット デメリット
お花 高級感がある。
遺族の心を慰める意味合いもある。
香りが苦手な方もいる。高価。
虫がつくことがある。
置き場所をとってしまう。
食べもの

法事の場合、親族で分けやすい。
お盆やお彼岸の場合はお土産の意味合いも含まれる。

賞味期限がある。

お線香

「香りが穢れをはらう」「仏様の食べ物になる」など供養としての意義が深い。

供えられたまま開封されないこともある。
香りが苦手な方もいる。
ロウソク 「炎で不浄を清める」「煩悩の闇に光をあてる」など供養としての意義が深い。 供えられたまま開封されないこともある。
火事の心配

3. 予算

会社同士のおつきあいの場合、一般的な相場は、得意先との関係にもよりますが、5,000円~10,000円といわれています。まず予算を決め、そこから何を送るか考えます。

今後の関係性もふくめて、上司とよく相談して決めると良いでしょう。

 

4.まとめ

いかがでしたか?
お供えものにこれといった正解はありません。大切なのは、故人を偲ぶ気持ちですので、予算や得意先との関係に応じて、決めましょう。送るのは、上司と相談し、葬儀直後でなく、落ち着かれた10~49日が目安です。

得意先への感謝の気持ちをスマートに伝えられるといいですね。

 

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